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干しワカメ

wakame.bmp 日に日に暖かさを増してきます。2月、3月といえば、ここ数年恒例となっているわかめ獲り(^^);

 3月某日、強風の翌日、近くの海岸へ散歩に出かけました。ポケットにスーパーのレジ袋を詰め込みテクテクと波打ち際へ。ちょうど潮も引き加減で、強風と波で打ち上げられた海草が波打ち際にぎっしりとある。絡み合ったカジメなどの海草の中から、ワカメだけを拾い上げる。

 今年は何回かワカメ拾いに来ているが、この日と数日後の強風の翌日に来たときが質と収穫量が良かった。大きく成長したこの頃からワカメは硬くなってくるのだが、まだ大丈夫!持ってきたレジ袋に、どんどんとねじ込む。あっというまに3袋山盛。まだまだワカメはあるけど、袋が破れそうなので断念。
 さっそく家に帰ってきて、拾ってきたワカメを水洗いする。料理バサミで根っこのところと、葉の部分がちぎれてしまい茎だけになっているところをカットする。自分のところだけでは消費しきれないので、実家と、小さいころからお世話になっている親戚のおじさんやおばさんのところへトロ箱に詰め、氷を入れて送る。それが毎年恒例のことになっている。

 今までは、そうやって残った分を生のまま冷蔵庫に入れ、自家消費していたのだが、今年は、漁師さんたちがやっているように干しワカメを作ることにした。水洗いしたワカメのメカブ部分を切り取り、切り取った茎部分を洗濯物を干すときに使うヤツ(^^)にはさんでぶらさげてバルコニーにつるす。ただそれだけだ。風が吹くとたなびき、強く吹くと枠ごとクルクルと良く回る。日差しを受け、干したての鮮やかな緑茶色から、干上がって深い緑色へと変っていく。2〜3日くらいで茎の部分もすっかりと乾きあがり、葉の部分はパリパリの状態。これで干しワカメの完成。

 出来上がった量を見て、自家消費するにはたっぷりと1年分以上ありそうだ。試しに干しあがったものの葉の先をちぎって、そのまま口の中にほうりこむと、水洗いしたとはいえ、しっかりと潮の香りと味が口中に広がる。

 使うときは水にさらして戻してから調理すればよいのだが、このまま遠火であぶって食べるのも良いかもなんて思いました。

 ワカメを拾っているとき、天草を拾っている人がいたので、今度は天草拾いをやってみようかなぁ。水洗いして、乾燥させ・・・! ところてんだぁ!

 これからさらに暖かくなって、海水浴シーズンが終わってしばらくするまでのあいだは海の水が目に見えて汚れてくるので、波打ち際の海産物を楽しむのも水が温み出すこの時期くらいまでかなぁ。

 そうそう、切り離したメカブのほうは、たっぷりの湯でゆでて、茎部分は硬いのでまわりの柔らかな部分だけを剥ぎ取り、包丁で細かく叩く。すると納豆のようにネバネバと糸を引いてくるので、それをどんぶりにいれ、日本酒少々、しょうゆ少々と和風だしを少し入れてかき混ぜ、熱々のご飯にかけて食べると、あっという間に炊飯器が空になる。残ったものは密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。この叩きメカブが何にでも良く合う。最近のヒットはザーサイを細かく刻んだものといっしょにご飯を炊く。炊くときに中華ダシとしょうゆ、酒を入れ、仕上げにゴマ油を少々たらす。できあがったご飯でおにぎりを作って食べたら美味かったぁ。

2006.03.28 Tuesday 13:24   |   つれづれ

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