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集中ドアロックとキーレスエントリー

 この年式、グレードのゴルフに集中ロックは付いていない。非常に不便だったので、集中ドアロックとキーレスエントリーユニットを購入しその取付け作業を行う。どちらもSECO−LARMというアメリカ製で簡単な英語の説明書きしかついていない。

 まずロック、アンロック用モーターユニットを各ドアに取付ける。

 ドアの内張りをはずし、防水ビニールをはがす。

 フロントドア側は、モーターを固定するためのステーを元々ある穴を利用して留める。パワーウインドウを上げ下げして、ウインドーとモーターユニットが干渉しないか確認する。そしてモーターとロックピンを繋ぐ棒を位置にあわせながら曲げる。覗き込んでも見えないが指先で確認すると、ロックピンを動かすシーソーにもうひとつ穴が開いている。そこで棒の先端をL字型に曲げ、その先端を簡単に抜けないように軽く曲げてその穴に入れる。

 リアドア側は、ステー取付けの穴も無いのでドリルで位置を見計らって適当に穴を開ける。ロックピンに棒が届く範囲にモーターを入れるスペースはあまり無いが、ロックピンにかなり近い部分に無理やり取り付ける。棒は他の部分に干渉しないように合わせて曲げ、かなり短く切断。ここのシーソー部分に余分な穴は無いのでロックピン自体に棒をユニット同梱の小さいプレートで留めるのだが、スペースが狭く、ロックピンを動かしたときにドアなどに干渉してしまう。何とか最小限の干渉で済ませる。
 フロントには集中ロック信号線がある5線のモーターを使う。リアは2線のモーターユニット。  フロント側はドアのヒンジ近くにゴムの蛇腹があり、車室内からその中に配線を通しモーターユニットと繋ぐ。リア側はパワーウインドウでもないのでグローメットで埋められている。そのグローメットに穴を開け、ユニットに付属の細いゴムの蛇腹をはめ込み、その中に車室内からの配線を通しモーターユニットと繋ぐ。

 集中ロック用コントロールユニットはセンターコンソールの奥にスペースがあるのでそこに押し込む。コントロールユニットと各モーターユニットを接続する配線は出来ているので同じ色の線をそれぞれ繋ぐ。電源はシガーライター配線を手繰ってプラスとマイナスを接続し、集中ドアロック作業は終了。

 動作確認。ドアを閉め、キーを使って運転席ドアでロック、アンロックをしてみる。OK。運転席に座って、ドアロックピンでロック、アンロック・・・OK。助手席側のロックピンの操作でもOK。

 次にキーレスエントリーユニットの取付け。集中ロックと同じメーカーのユニットなので同じ色の線を繋げばよいと思い、ロック、アンロック用の緑と青の線を集中ロック配線の同色に繋ぎ、電源も集中ロックと同じところからとる。

 リモコンのボタンを押す。ユニット内でリレーが作動する音はするが、ロックピンは動かない。繋いでいない線を、英語の説明書に書いてあるように接続しリモコンのボタンを押すと、ヒューズが切れる。

う〜ん、何でだろう?

 日没で暗くなったので、ひとまずハンドル下のカバーを取り付け、ユニットをコンソールに押し込み終了。

 夕食を食べながら、ふと思った。同じメーカーだから同じ色に繋ぐとは限らない。集中ロックの配線図とキーレスの配線図を見ながら考えた。キーレスから出ている緑と青の線はロック、アンロックの信号を出すのだから、集中ロックの配線もロック、アンロックの信号線に繋がなくては・・・。その色は白と茶色かな。青と緑はモーターを動かす電源のようだ。

 懐中電灯を持ち車へ行き、ユニットを引きずり出し、繋いである青と緑の線をはずす。そして集中ロックユニット配線の白と茶色の線に青と緑それぞれを繋ぐ。リモコンのボタンを押す。リレー音はするがロックピン動かず。

 キーレスユニットから出ている線で繋いでいない線があり、説明書の配線のように同じ色のラインが入った線同士を繋ぎ、それぞれをプラスとマイナスへ短絡させる。リモコンのボタンを押すとヒューズが切れる。

 プラス、マイナスの短絡をやめてみる。リモコンのボタンを押す。ロックピンが動いた!

 説明書の配線例は、モーター2ユニットのもので、今回取り付けたのは4ドア用のモーター4ユニットなので、配線が違うのかもしれない。

 あとはアンサーバックの接続を残している。

2004.11.21 Sunday 22:20   |   おぼえがき > 自動車 > GOLF CLi

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