9月4日、今年最強クラスと言われる台風21号がやって来た。雨よりも風が激しくて、晩ご飯はカレーにしようと思い、電気炊飯器のスイッチを入れて数分後、午後4時45分ごろに停電。すぐに復旧するかなぁと待ってみたが電気はつかず、あたりは徐々に暗くなり始めた。電気炊飯器をあきらめて、ガスコンロでターメリックライスを炊き上げた。

ひときわ強い風がうなりを上げた時、バキッという音がしたような気がして裏庭を見回すと、なんと杏の木の太い枝の股のところが裂けている?さらにキウイフルーツの棚が半分崩壊していた。

停電から5時間15分、ようやく電気が復旧した。まだ復旧していない地域がたくさんあるので早い方かもしれない。

翌5日、裂けてしまった杏の枝は上のマンションのフェンスに引っかかって圧迫しているので、早く処理をしなければ・・・

裂けたところは元からは完全に離れているので、枝を引きずろ下ろそうとしたが、病み上がりの身には心拍数や血圧を急激に上げてしまいそうなのであきらめ、枝の半分くらいのところをノコギリで切断。切った上の枝は抑えていたので落ちなかったが、下の部分がずり落ち、私の足が脚立とその枝に挟まれてしまった。何とか枝を蹴落として、抑えていた枝もフェンスを壊さないように慎重に引きずりおろした。

毎春、花はきれいに咲き誇ってもほとんど結実しなかった杏の木だったが、ここ3年、とくに今年は花もさることながら多くの実を付けていた。木自身がこのようなダメージを受けることを知っていたのかも・・・。