何で今さらα5100を購入したのか。写真を撮るならスマホでことたりているし、写真作品を作りたいと思ったわけでもない。オートバイに車載して動画を撮るために、なんちゃって4Kのアクションカメラは持っている。でももう少しきれいな画質の動画(車載ではなく)を撮ってみたいなぁと漠然と思った。コロナ問題で開店休業中で全く先が読めない状況なのに、仕事道具ではない、言ってみれば自分の気まぐれなお遊びのためのモノ、最新の高機能機を大人買いはできない(T_T)

ミニマムの予算でフルHD動画が撮れ、先日購入したATEM Mini に繋いでオンラインミーティングなどでも使いたいから、HDMIスルー出力(カメラ情報の表示なく純粋に映像&音声のみ)は必須。バリアングルって言うの?自撮りもできるように液晶モニターも前からもみられるように動かせること。写真がメインではないのでファインダーは無くても良いかな。そしてできるだけコンパクトなミラーレス一眼カメラ・・・で、ネットをチェックしていたら SONY α5100 標準ズームレンズキットの中古が値段的にも機能的にも良さそうだなと決めた。

そのα5100が到着した直後の動画:[ 今さら?SONY α5100が来た ]

ヨーロッパの関税の関係で写真機の1度の動画撮影の制限時間30分は、非公式アプリの導入(自己責任)で解決した。動画ボタンが押しにくいのは、ホットボンドを直径4mmくらいで机に垂らして冷やし固めたものを両面テープで付けてOK(^^) 押し易くなったけど、うっかり押してしまうこともある(^^;

標準ズームレンズ(16-50mm/F3.5-5.6)も良いけど、自撮りに使える単焦点の広角寄りAF対応レンズ、純正の16mm/F2.8 中古も手ごろな値段のものを見つけたのでGET。

早速30分制限を解除できているので、実際に動画撮影してみた。もちろん30分を超えて撮影できたが、さらにしばらく撮影を続けていたら発熱により保護回路?が働いてシャットダウンした。さぁて、30分制限は解決できているのに熱でシャットダウンしてしまい長時間撮影できない。困ったなぁ・・・。

昔のSCSI外付けCD-Rドライブユニットから取り外した電源ファン(5V仕様)にUSBケーブルを繋いでカメラ冷却。と言っても風を当てているだけ(^^) 前回は冷却無しで30分少々で熱のためにシャットダウンしたけど、録画スタートから1時間40分経ってもまだ快調?に撮影中(^^)/ この時は涼しかったということもあり5時間以上の連続動画撮影ができた。なので家にあるモノでファンの固定をなんとかしてしまおうと、ガラクタ箱の中から蝶番とL型の何かの金具を引っ張り出してきた。あとは瞬間接着剤とタイラップ。L型金具の丸い方の穴は、ヤスリで少し端の方に向かって広げた。とりあえずこんな感じで使ってみよう(^^) ただ実際には、小さいとはいえファンが高速で回っていて、カメラ内蔵マイクにはそのノイズが入るので、音は別の機器で録らないと使えない(T_T) ノイズレスのファン無いかなぁ・・・気温が低い時は良いけどちょっと暑くなったら、5V駆動の小さいファンでは騒音の割には冷却不足?で連続撮影時間が伸びない。冷却用シートも試してみたが、確かに放熱効果は上がっているとは思うが、連続撮影時間は思ったほど伸びない。なので今度は12V駆動の直径5cmファンを付けてみた。モバイルバッテリーから給電できるようにUSB5Vを昇圧基板を挟んで12Vにしてファンを回す。ファンの音は大きいけど良い感じ。丁番とL金具はやめてスマホクリップで挟むことに(^^) コンパクトなボディに中身がぎっしりと詰め込まれているので、熱を逃がすのはかなり厳しいのだろう。

α5100は内蔵マイクのみで外部マイクが使えない。だから電動ズームレンズを作動させるとモーター音も録音されてしまう。同じようにカメラのすぐ近くでファンが高回転で回っていると、その音もかなり大きく録音されてしまい使い物にならない。さぁて、またまた困った問題だ。長時間撮影がしたいからファンを回して冷却する。そうすると内蔵マイクではファン・ノイズが大きくて使えない。音は別の機材で録らないと・・・(T_T)

オートバイの車載撮影やヘルメットに付けて撮影用に買った以前のアクションカメラも内蔵マイクしかなかった。なので分解して、基板上のマイクを取り外し、細いラインを延ばして3.5mmジャックを空いている空間に無理やり押し込んで結線。さらにプラグが挿入されていないときは内蔵マイクが使えるように改造して使っていた。今使っているアクションカメラは外部マイク対応なので改造はしていない。

ネットでα5100を分解手順を載せているサイト( Sony Alpha 5100 Repair )があり、マザーボードから伸びた左右の内蔵マイクが写っている写真を見た。これだったらアクションカメラの時と同じように外部マイク仕様にできるかも・・・ その改造で使った残りの5端子3.5mmステレオジャックがあったので、細めのリード線を付けてみた。付けたあとでマジマジとみると、やはり線が太い。ガラクタ箱の中から古いUSBケーブルの残骸を出してきて、ケーブルをバラシて中から線を取りだした。このほうが細くて良さそう・・・。

でも何千円かのアクションカメラとそれほど高額ではないけど一桁違うミラーレス一眼だから中々踏ん切りがつかず分解できない。

そんな中メインは動画・・・とか言っておきながらちょっと写真も撮ってみようと外へ持ち出した。強い日差しが照り付ける真夏のような暑さ。ファインダーを持たない α5100。この状況だと液晶画面が全く見えない(T_T) ので段ボールで作ってみました。内側はこの後黒く塗りました。意外と良いです。 あーそれとこの作業中に、今まで気が付かなかった電池ケース付近のプラスチック枠が一か所割れていた。じっくり開梱動画を見たら、はっきりとはわからなかったけど割れたスジらしきものは見えた(T_T)

まぁそんなこんなもあり、割れたところをエポキシで付けよう。それにはとりあえず分解してみるか・・・。分解しはじめたついでに、内蔵マイクにアクセスできるところまでバラして、左右マイクのマイナスがGNDレベルで共通かどうかテスターを当ててみよう。もし左右のマイナスにテスターを当てて導通が無かったら、マイナスが左右共通の5端子ステレオジャックではダメかも・・・その時はあきらめて、そーっと元に戻そーっと(^^)

フロントパネルが外れ、割れている部分を2液混合エポキシボンドで付けたけど、また割れるなって感じ(^^; さらに分解が進み、ラバーマウントされたコンデンサーマイクユニットを引っ張り出した。そーっと左右マイクのマイナス端子にテスターを当てて・・・導通を確認。5端子ステレオジャックが使える(^^) ジャック自体は内蔵できるスペースなんてあるわけないので、ボディ外側になんとか付ける。ラインをどこからカメラ内に引き入れ、隙間の少ない中どう取りまわすか・・・。こうやってカメラ内蔵マイク配線を見ると、とっても細い。古いUSBケーブルから抜き出した細い線がものすごく太い(^^;

ステレオ内蔵マイクはポップアップするフラッシュの左右に位置している。ジャックを外付けにするとしたら、前から見るとレンズの右側に「αマーク」があるところの上面がサイズ的にも丁度良い感じ。後ろに行き過ぎるとポップアップフラッシュのスイッチに干渉してしまうので、少し前よりに。ラインを通す穴を外側からドリルで開けるわけにいかない(中の基板や配線、フレームなどを壊してしまう可能性大)ので、内側から見て何にも邪魔されずに真っすぐ2mmほどのドリルの刃が通せるところ・・・見つけました(^^)/ L側マイクのすぐ横。2mmの刃を付けたピンバイスを真っすぐに刺せます。慎重にゴリゴリしていくと表側の「αマーク」がポロリととれました。

穴があけられたのでジャックからのライン5本をカメラ内部に通し、マイク端子部分のハンダを溶かしてラインを付け直そうとしたが、このハンダが溶けない(@@) あまり熱を加えてマイク自体を壊しては元も子もないので、ライン途中を切断してジャックからのラインを半田付けすることにした。 

半田付けしたのは良いが、こんな細いライン用の絶縁チューブなんて持っていない。最初ホットボンドでとやってみたが太くなりすぎてダメ。なのでエポキシボンドで半田付けしたところをコーティングした。完全に乾いて硬くなってからボディ内にマイクと配線を戻し入れ、新たな配線も隙間を這わせて何とかなった。 あとは逆手順で組み付けてSONY α5100 外部マイク仕様に改造は完了した・・・と思う(^^;