先日から気になっていた古いベースアンプ、グヤトーンの GA-300B。まだ売れずにジャンクコーナーの奥に鎮座していたのでレジまで連れて行ってしまった(^^;
ジャンク理由は「チェック時、音出ましたが ガリ多い状態です」。
何とかなるんじゃないってことで、¥2,750-支払って連れて帰ってきました。VCFとかかれたスイッチ付きボリュームのノブがありません。だいたいこのVCFってのは何だかわかりません。
とりあえず電源入れてギターを繋いで音出してみました。鳴ります。トーンコントロールもできます。やはりどのツマミを回してもガリは多いです。VCFはツマミを引っ張るとONになるはずですが、スイッチを入れるとギターの音が途切れて発信ノイズが出ます。う~ん、それでツマミが外された状態になっていたのかなぁ。
さっそく分解して、まずは各コントロールボリュームのガリを取りました。で、基板に付いている部品の目視。そして半田付けの状態を確認して怪しそうなところはハンダを盛りなおしました。その状態ではVCFは変わらず発信音でギターの音は出なくなります。
基板は3枚で中央のヤツが、どうやらVCFの基板。その基板上に半固定ボリュームが付いていたので、キャビネットからアンプ自体を取り出したままスピーカーとギターを繋いで弦を爪弾きながら、ゆっくりと半固定ボリュームを回してみた。もちろんVCFオンの状態。半固定ボリュームを右にいっぱい回しきる辺りで発信音が消え、つま弾いているギターの音がスピーカーから出た。VCFのオン・オフで多少の音の変化はあるが、VCFボリュームを回しても音の変化は感じられなかった。まぁ音が出なくなるよりはまだマシかな(^^)手持ちのガラクタから適当なツマミを出し、取り付けてキャビネットに戻して終了。
シリアルナンバーから多分1980年のモノだと思う。でも35kgもあるので重たい。キャスター付きだから良いが、ついていなかったら移動はきつい。出力は60Wらしいが、大きな音は出していない(^^)
そうそう、バックパネルを外して中を見たら、オーディオ用の2Wayネットワークボードが木ネジで留められていた。配線は切断されていてどこにもつながっていなかった。以前の所有者が高音用のスピーカーを付けて、この15インチスピーカーで低音を鳴らしていたのかも・・・