SUGOの全日本ロードレースが終わり、前日の土曜日に予約を入れたファミリーロッジ旅籠屋・寒河江店に向かい動き出した。ガス欠?の一件があるので、早めに給油と思い、秋保温泉、作並温泉を横目で見ながら、取り敢えず山形県東根市のプリーズレストイン関山ssでガソリン満タンに(^^;;

夕食買い出しナビの指示通りに進み、山形自動車道寒河江SAすぐ近くにあるファミリーロッジ旅籠屋・寒河江店に到着したが、場所を確認してそのまま素通りし、ファミレスでもと探したが見つからず、結局コンビニで晩ごはん(おにぎりなど)を買い込んで旅籠屋へ戻ってチェックイン。
旅籠屋は基本素泊まりのアメリカンスタイルの宿舎。フロントロビーにコーヒーメーカーが置いてあり、宿泊者は自由に飲むことができる。朝はパン、コーヒー、オレンジジュースをいただけます。ロビーから部屋へ持って行っての飲食ももちろんOK。駐車スペースは基本一部屋一台となっています。

雨や夜露に濡れないようにと、広めの車寄せ、屋根付き部分にオートバイを止めさせてくれた。さりげない気遣いが、何とも嬉しい!

翌朝は心地よく目覚め、顔を洗ってロビーに行ってパンとコーヒーで朝食。天気はものすごく良い。天気同様に身も心も快晴!
もう少し留まっていたいという気持ちを抑えて、今日の目的のために後ろ髪を引かれながらもスタート。

ファミリーロッジ旅籠屋のウェブサイト

今年の春、地図を見ていて思った。名前にちなんで、347号を走ってみよう・・・。
国道は1本だが各都道府県が管理している都道府県道があり、全国47都道府県のうち29都府県には無いが18道県には347号がある。すでに愛知県道347号:わずか290m岐阜県道347号:町中の道4.9キロ静岡県道347号:サルがくつろぐ3.4キロは走ってみた。
さて、今回寒河江で宿泊した理由は、ここ山形県寒河江を起点として宮城県大崎市までの約90キロを結ぶ国道347号をオートバイで走ってみたかったから。それだけの理由。
3桁国道となると、他の主要国道と重複する区間があることが多く、国道347号も国道287号と重複している区間がある。起点は国道112号との交点のようだが、立体交差になっていて、たどり着くのに少しウロウロしてしまった。写真も撮り忘れてるし・・・。

しばらく寒河江市街地の重複区間を走り、河北病院手前で左折して国道347号単独路線に入る。最上川近くを北上し、河北町から村山市ののどかな田園風景を経て尾花沢市へ。
尾花沢から進路は東向きとなり山越えに入っていく。
いつもと同じく動画を撮るためにカメラをつけていたが、残念ながらディスクトラブルでファイルは作成されているが見ることはできず・・・(T_T)
山越え区間は冬季通行止めとなっていたが、4月22日に開通している。途中一部で拡幅工事?のためか片側交互通行や未舗装部分も少しあったが、さすがに3桁だけど国道?山形から宮城へ行く主要?な道なのだろうか、道幅も狭くなく、普通に気持よく走ることができた。
市街地から田園風景、緑豊かな山道。そして下ってきて田園風景から市街地へ。きっとどこにでもある道なのだろうが、2時間ちょっとの約90kmは、あっという間だった。日差しは暑かったが、身体が受け止める風は都会では味わえない、またクルマでは味わえない、オートバイならではのなんとも言えない心地よさ。だからオートバイ・ツーリングはやめられない!

 

実は旅籠屋寒河江店を出発する前に、旅籠屋那須高原店へ電話して本日の宿を確保してあった。火曜日の夕方に東京虎ノ門に着いていればラジオの収録に間に合うということで、那須で一泊することにした。
国道347号の終点は国道4号との交点なので、そのまま国道4号線を南下していけばたどり着けるのだが、へそ曲がりなので終点でクルッと向きを変えて今しがた来た道を戻っていった。寒河江まで再び2時間ほどの心地よさ。

寒河江からはグーグルマップ・ナビの指示に従ってショートカットルート(^^; を使いながら、旅籠屋那須高原店へ・・・ではなく、来たついでなので福島県道347号も走ってしまえと、その起点にむけてオートバイを走らせた。日のあるうちにたどり着けるのか?

寒河江からは国道287号で最上川沿いを走り、白鷹ヤナ公園でドリンク&タバコ休憩。旅籠屋寒河江店を出るときいただいた「梅ざらめ」せんべいをポリポリ。美味しいじゃないですか(^^)

ぼちぼちガソリンスタンドを気にしなければ・・・と思いつつ農道などの細い道を走りながら山形県米沢市にある道の駅・田沢なごみの郷に辿り着いた。だんだんと山の中に入ってきていたので売店の方に「近くにガソリンスタンドありますか?」と尋ねたら、「この先35km以上走らないと無い。20分位戻ったところにありますよ。」と教えてもらった。ナビのガイドでショートカットルートをちょこちょこ走ったので、ガソリンスタンドを避けて?走っていたみたい(T_T)
もちろん戻ることを選択し無事に給油完了。あんまりのんびりしていると日没になってしまうので、再度売店にはよらずに進みました。教えていただいてありがとうございました。もしそのまま進んでいたら走行距離から見て、必ず山の中でガス欠になってました。

さらに進む途中、あまりに景色が良かったのでオートバイを止めて写真をパチリ。場所は覚えていないが、山間から抜けて田畑が広がる向こうに自動車道、さらにむこうに山並みが・・・

そんなこんなで何とか日没までには福島県道347号起点に到着。やはり県道、国道と違って狭い(^^) 福島県南会津郡下郷町から南会津郡南会津町への20.6km。道は狭いけど、最後は町の中に入ってくるので交通量も増えたけど、のどかで、ゆったりと時が流れている感じがした。

 

終点に辿り着いた時には日没を迎えたので復路は無しで、本日の宿、旅籠屋那須高原店へGO。3,40分走り、夕食(焼きそば&塩豚丼)をコンビニで購入し、最後は街灯も少なく真っ暗でほとんど車も通らない道を進み旅籠屋那須高原店に到着した。
チェックインをして部屋で買ってきた夕食を取り、コーヒーを飲みにフロントロビーへ。
通路の扉にアマガエル?モリアオガエル?が休んでました(^^)/

この日もぐっすりと寝て、朝起きたら雨だった(T_T)
といっても夜中に降ったらしく、この時は時折パラッと降る程度。フロントロビーでパンとコーヒーをいただき、部屋に戻って朝食。曇り空でも明るさがあるので、レインウェアを着るかどうか悩むところだが、水しぶきを受けることを考えてレインウェアを着た。
国道4号線を行けばこの日の最終目的地にどんどんと近づいていくのだが、どうも一桁国道は苦手だなぁ・・・。そうだ日光経由でいこうとひとり合点して進路を取る。別にどこか見たいとかはないのだが。

国道461号日光北街道を走り、途中の栃木県塩谷町にある道の駅しおやで休憩。

日光市内に入り、道路標識で「霧降高原」の文字が目に飛び込んできた。ニッコウキスゲなどでおなじみ?今はその花の時期ではないのかもしれないが、高原シリーズでいいじゃない。那須高原から出てきて霧降高原を経て東京へ・・・なんてひとりニヤニヤ。そうだガソリン入れておかなければ、何しろ山へ入っていくからガス欠は勘弁。ということで霧降高原へ向かう途中のガソリンスタンドでひとまず満タン給油。東京までの道のりはこれで大丈夫(^^)

霧降高原道路を走って行くと「霧降の滝」という標識があったので寄ってみた。散策はしなかったけど、ちょうどお昼ということで、お腹も空いたので食事をすることにした。ここまで雨に降られることもなくやってきた。さすがに強い日差しはないが、レインウェアを着ているので蒸し暑い。それらを脱いでホッと一息。山菜そば、味噌田楽を食べた。天然氷のかき氷にも少し惹かれたが、ここはじっと我慢。

 

再び霧降高原道路に出て登り始めると、すぐにキリが出てきた(@@)
霧降高原の駐車場にたどり着くと、そこは一面真っ白。こんなときでもたくさんのハイカー?登山者?が来ていた。纏わり付くようなキリというより雨。写真をとってすぐに降りることにした。

霧降高原道路を日光まで戻る。もうキリや雨は降っていない。ここから日本ロマンチック街道を通って中禅寺湖を回って・・・桐生、熊谷というルートも考えたが、ここは素直に国道4号で東京へ向かうことにした。
実は東北自動車道の佐野サービスエリア近くに栃木県道347号があるので寄ろうかとも思ったのだが、雨は降っていないが天気もあまり良くないし、収録に遅れるとシャレにならないので今回は栃木県道347号は諦めた。まぁそれと昨夜ホテルで車載動画を確認しようとしたらディスクエラーで見ることができなかったので、きちんと対策して動画が撮れる状態にして行こうと決めた。ということで国道347号、福島県道347号もいつかリベンジですね(^^)

国道4号をひたすら南下し、春日部古河バイパス沿いにある道の駅ごかで休憩。タバコ吸っていると、九州の方から来たらしいトラックドライバーから話しかけられた。自分も昔乗っていて、最近は子供がオートバイに乗っている・・・時々方言がきつくて何を言っているかわからないこともあったが、こういう人とのふれあいもまんざら嫌いではないのでほっとする。東京虎ノ門への到着予想時間とにらめっこで、時間調整しながら東京へ向かっていった。

入り予定より少し早く時間貸し駐輪場へオートバイを止めたので、スタジオ向かいにあるトラベル・カフェでコーヒータイム。

ラジオ収録は別記事

 

収録終了後、いつもの様に第3京浜から横浜新道、保土ヶ谷バイパスを通って海沿いの西湘バイパスへ。第3京浜保土ヶ谷パーキングに本当に久しぶりによってみた。そして西湘バイパスから箱根口で国道1号へ出てガソリン補給。ここで満タンにすれば、よほどのことがない限り、名古屋まで給油しなくて済む。
湯元からどんどんと登って仙石原方向へ抜け、峠を超えて御殿場へ。ここから高速道路を使うことにした。いつもどおり下道で帰っても良いのだが、少しでも早く帰って身体を休めたいなぁ・・・だって2日後にはクルマに乗り換えて収録のために東京に来ていなければならないし、収録後、その足で清水まで移動して翌日のイベントに備えなきゃ(^^)

こんな時に限ってオートバイの機嫌が悪くなる(T_T) 御殿場インターから東名高速にのり、新東名へ入ってしばらく行ったら、ガス欠症状に似た息継ぎがおこりエンジンSTOP。新東名の広い路肩に止めてタンクにガソリンがあることを確認。セルを回すとエンジンがかかったのでゆっくりと走り出し、時速80~90キロくらいで走行。山間を進む新東名より街が近い海沿いの東名のほうが、万が一の時は良いかも・・・清水ジャンクションで東名方向へ。その途中でまたトラブったら下へ降りようとおもったが、そんな素振りも見せなかったのでそのまま東名高速へ。アクセル開度一定で100キロあたりで巡航していると、おやっ?と思うときがあるので、時速80キロから100キロくらいの間を、アクセルをじわっつと開けたり戻したり・・・
そんなことに疲れたので日本平パーキングで休憩。新東名が豊田東ジャンクションで伊勢湾岸道と繋がってから、初めて東名高速を走るなぁ・・・。三ヶ日インターの先三河山間部を走る部分も、交通量はめっきり少なく走りやすかった。

不安を抱えながらも、その後はたまに息継ぎはあったが、エンジンが停まることなく何とか家に帰り着いた。
このメーターに変えて約1年。2万キロも目の前です。

P.S. 後日、キャブレターのドレーンを開けて容器にガソリンを受けてみたら、なんと水が混じってました(@@)
燃料タンクからガソリンを抜いてみましたが、そこに水は混入してませんでした。いったいどこから入ったのだろうか・・・。エアクリーナーの方かなぁ・・・。