先日グーグルマップでチェックした約660kmのルートで宮城県のスポーツランドSUGOで行われる、全日本ロードレース取材(観戦)に出かけた。
休み休み行くので15~16時間はかかるだろうなぁと思い、いつものガソリンスタンドで満タンにして23日の午後3時頃出発。24日早朝のSUGO到着を目指した。真夏を思わせる日差しが容赦なく降り注ぐ。メッシュジャケットでも止まっていると暑い。タンクバッグにいれたiPhoneのナビはすぐに高温でシャットダウンだろうなぁ・・・。
タンクバッグのファスナーを少し開けて少しでもフレッシュエアーがバッグ内に入り温度を下げるようにしながら岐阜の長閑なカントリーサイドを走っていく。恵那に入り、国道19号にのる前に、岐阜県道66号の途中にある「道の駅:そばの里・らっせいみさと」で小休止。ここまで家を出て約2時間。乾いた喉を潤し、膀胱に溜まったものを排出し、ほっと一息ついてからスタート。
国道19号を北上し、どんどんと山間に入っていく。「木曽路は全て山の中である」行き交うトラックの数も多い。太陽もだいぶ西に傾き、山間ということもあるが先程までの茹だるような暑さは何処へやら。メッシュジャケットだけでは少し肌寒くなってきたので、道の駅・木曽福島に停まりメッシュジャケットに薄手のインナーを付けた。おおっ、確かに木曽御岳の山頂部分が見える。上空の雲がエックスを描いているが何かの暗示か? そうそう、ここで持参したバナナで小腹を満たした。
日没を迎え、少し暗くなったので、閉まったお店のシャッターにオートバイをむけ、少し上向き加減だったヘッドライトの光軸を調整。だいぶ見やすくなったし、周りに迷惑かけないようにしないとね。
ひたすらトラックの間で国道19号を走り、ナビの指示でトラックの少ないショートカットを駆使しながら(^^)塩尻、松本を抜けて長野市に入った。午後10時過ぎ、かなり肌寒くなったのでローソン長野上松3丁目店でコーヒーブレイク。レインウェアの上を着込んで寒さ対策はバッチリ。
さらに北上し、走行距離もとうに250kmを越え、夜も更けてきているし、そろそろガソリンスタンドと思っているが山の中なのでなかなか無い。だんだんと不安になりながら妙高を越えて下っていくと、遠くの方に灯りが見えた。ガソリンスタンドであってくれ・・・助かったぁ・・・。何食わぬ顔で満タンにしてもらったが、開いててよかったガソリンスタンド。でも思ったより給油量少なかったケド・・・。
上越に出て、ここからは新潟県を横断するためにひたすら走る。交通量もめっきり少なく、信号のつながりも良いのでストレスは感じない。時折信号で停まった時の静寂感がたまらない。あっ、もちろん街ナカは別ね。
日付が変わった深夜1時過ぎ。ちょっと休もうと柏崎の道の駅・西山へ寄った。田畑の中、街灯も少なくエントランスもわかりにくかった。エンジンを切ると真っ暗で、ここはどこ?状態になるのでエンジンはかけたまま。ヘッドライトに群がる虫の大群(蚊)がヘルメットの中まで入ってくる(@_@)ので、そそくさと退散。
国道8号、国道116号、新潟県道とグーグルマップ・ナビの示すがままに走っていく。広域農道を経て再び国道116号、そして国道8号・新潟バイパスを進む。そのまま進むと国道7号に変わり、しばらく走った三日市ジャンクションで国道290号へ。桂小長谷バイパスから国道113号。新潟県から山形県に入り、どんどんと夜明けに向かっていく。少しモヤっているが、薄っすらと明るくなりかけた頃、「道の駅・おぐに」で休憩。ここで持参のバナナ2本目を食す。今のところ雲は多いが雨は降っていない。
道の駅・おぐにを出て国道113号で南陽市を抜け、さらに七ケ宿街道を進み山形県から宮城県に入り七ケ宿町で宮城県道51号へ。山道をどんどんと走り南蔵王あたりだったろうかキリが出始めた。そして国道457号に入り遠刈田温泉に辿り着いた頃は一面真っ白。30m先も見えないような状態。纏わり付くキリが小雨となり、遠刈田温泉街を降りてくる道は雨。下りてきたあたりの弁天にあるセブンイレブンで休憩。そろそろガソリンがヤバイ!
グーグルマップのナビは最短ルートを指示するため、主要街道は別だがショートカットルートにはあまりガソリンスタンドが無い。走行距離からしてガソリン入れないとまずい状況になってきた。ただ早朝なのでスタンドはあるのだが開いていない(T_T)。すでに距離計は300kmを超えている。いつもならとっくにリザーブに切り替えている距離なのに・・・。妙高を過ぎて入れた時は思ったより給油量も少なく燃費が良かったみたいなので、大丈夫かなぁ、際どいところだなぁ。果たしてSUGOまでたどり着けるのか、その前にガソリンスタンド開いているのか。
SUGOまであと3kmちょっと。東北自動車道のガードをくぐり民宿菅生の近く。ソーラーパネルやお墓の前。ガス欠症状がでた。すかさずコックを切り替えるが、ガソリンが来ない(@_@) 走行距離350km弱。やってしまった。最初からコックはリザーブ位置だった。それと前に入れた時フルタンクではなかったようだ。
すでに午前7時を過ぎていたので、SUGOといえば、昔125ccでレースをやっていて、今はMFJの審査委員もやっている菅野さんにSOSの電話。なんということかまだ仙台のホテルにいる(T_T)でも菅野さんが手配してくれて、SUGOの高橋ヨシオさん、高橋部長直々に携行缶にガソリン5リッター入れて持ってきてくれた。高橋さんが来るまで、ジタバタしても仕方ないので、余裕の表情でタバコふかしたり写真撮ったりしていたので、通り過ぎるレース関係者は「みし奈さん、休憩してるんだなぁ・・・」くらいで通り過ぎていったようだ(^^)
携行缶からタンクに補給してもらい、SUGOに無事(^^; 到着!
もちろんリッター130円、5リッターで650円支払いました。出張料請求されなくてよかったぁ(^^)/ 菅野さん高橋部長、ありがとうございました。