ボーっとした頭でコーヒーを淹れ、食パンをオーブントースターにぶち込んで・・・
いつもと同じ朝のパターン。
天気が良くてもバイクに乗れない、乗ろうと思うと雨模様・・・ちょっとストレス(^^)
このところ一日の大半をデスクに向かってPCモニタと睨めっこばかりしているので、眼精疲労?
今日はPCモニタと睨めっこはやめてバイクに乗って、どこかへ行こう!
そそくさとコーヒーを飲み干し、トーストを口に詰め込んで、目覚ましのシャワーを浴びて・・・
髪を乾かしながらパソコンの電源入れて、グーグルマップを開いて、さて何処へ行こうか?
またまたPCモニタと睨めっこ。ダメダメ、睨めっこしちゃ(^^;と自分に突っ込みを入れながら行き先を決めた。
岐阜県から福井県にちょっと入ったところにある「九頭竜湖」
高速使って2時間くらい。でもつまらないので下道でルートを見ると130kmくらいで3時間ちょっと。なんだ高山へいくより少し近いじゃないですか(^^)
なんだかんだと準備などして午前11時過ぎ、ガソリン満タンにして出発。名古屋市内を抜けるのに、名二環(有料)を使い、勝川で下りて国道19号を北上。春日井の明知町北で左折して県道49号へ。入鹿池のほとりを通って尾張パークウェイ(無料)経由で国道41号へ。美濃加茂市で41号を離れて県道63号、県道286号を進み、美濃市で国道156号に入り北上。といっても素直に156号に右折しないで直進して長良川の反対側の道を行く。でも暫くして156号に合流。美濃市と郡上市の中程にある「道の駅美並」でタバコ休憩。販売コーナーでブルーベリーを2袋購入しさらに北上。
郡上八幡で国道156号から左折して県道61号へ。長良川沿いに上っていくと県道は52号へ変わる。そして郡上白鳥で360度ループから国道158号・美濃街道で山をどんどん上っていく。油坂峠を越えると岐阜県から福井県に入っていく。さらに進んでいくと九頭竜湖の東端にある「蝶の湖展望台」に到着。ちょっと休憩して写真をパシャッ。ほどなく走り出しで九頭竜湖キャンプ場脇を通過し、その先のドライブイン九頭竜でストップ。お腹も空いていたので、幟がたっていた「九頭竜そば」を流し込んだ(^^)
ここで何をしようとか何が見たいとか無いままきたので、そばを食べながらスマホでマップを広た。
このまま美濃街道を進んで大野市へ行っても、その後帰るのが大変だなぁと考えていたら、この先のトンネルを出たところで九頭竜湖を渡って対岸側へ行く道を見つけた。途中2つの橋と1つトンネルがあるが、九頭竜湖の縁をトレースするようにクネクネした県道230号。それを進んでいくと笹生川貯水池のほとりから笹生川ダムを通り、国道157号にぶつかる。右折すると大野市方向で、左折すると延々と山道を走って岐阜県本巣のほうへ向かっていける・・・これで行ってみよう!
ということで九頭竜ドライブインを出発。トンネルを抜けると道は左に大きくカーブし、その先に左折できる道があった。左折すると道は右に曲がっていく。そして「九頭竜湖夢のかけ橋」が現れた。左右キョロキョロしながら橋を渡り終え、バイクを止めて写真撮影(^^)
そして湖畔の山道を進み一つ目の橋を渡った先、左折すると「面谷鉱山住居跡地」へ続く砂利道があった。最初は小さな砂利の道が、すぐに石が大きくなり、それも丸くない角々した、軽いガレ場のような・・・九頭竜湖に流れ込む細い川沿いを、滑って転んだら崖を落ちるかもしれないと考えながら、ガレ場に足元を取られながらヨタヨタ2、3km行って引き返してきた。間違っても夜は走れない(T_T)(※写真は脇を流れる川です)
そうこうしているうちに日が西に傾きメッシュジャケットでは寒くなってきた。九頭竜湖半を抜け県道230号はさらに山奥へ。西日がまぶしくて走りにくい。そろそろ野生生物が活発に動き出してきた。まず、くねくねと道路を横切る小さなヘビ。コーナーを立ち上がった先の左手の藪でシカがお食事中。目があったら藪の奥へと去っていった。さらにその少し先に大きなイノシシの姿が見えたのでストップ。イノシシは先の方へ進み左の藪へと消えていった。ふぅ~。しばらく走ると、次はキツネがガードレールの向こう側へと入っていくところだった。そしてお猿の軍団が狭い道にたむろしている。近づくとそそくさと道からは立ち去って行った。さらに進んでいくと、たぬきが目の前を横切って行った。そして2匹目のヘビ。道で休憩しているハトには何回も遭遇した。そして最後は子ぎつね2匹が下りのヘアピンの内側にいて、バイクに驚いた子ぎつねが進行方向に向かって走り出し、一匹がバイクの目の前に出てきて威嚇?しながら逃げるのだが、その姿がかわいかった。もう一匹は内側の茂みに飛び込んで一息。こちらはヘアピンをゆっくりと回りだしたら目の前に2匹の子ぎつねがいて、バイクを起こしてアクセルを戻していたので止まる寸前のスピードだった。目の前に出てきた方は道を渡って反対側の茂みへ。この一瞬の出来事を、子ぎつねたちは巣穴に帰って母ギツネに報告するのだろうか(^^)
笹生川ダムを抜けての下り、道の凹みにガツンと入った時にトップケースに付けていた塩ビ管ケースのボルト止めしていた付近が割れて脱落。左右の蓋に脱落防止のワイヤーを付けてあったのでおしりとトップケースの間に塩ビ管ケースはとどまっていた。ひとまずゴムバンドで括り付けて固定する応急処置。県道230号を下って国道157号を左折。ここは道幅も広かったが、すぐに狭くなった。大型車は通行できませんと標識に書いてあったが納得の狭さ(^^; 日没を迎え、メッシュジャケットにインナーを付けて防寒。携帯の電波もほとんどつかめない約40kmの真っ暗な細い山道。途中すれ違った車はたったの1台。真っ暗で山肌にへばりつくような細い道はヘッドライトだけが頼りで、いろいろ想像したり考えたりしちゃいますねぇ。サイドミラーみるのが怖い(T_T)できれば明るいうちに通りたかったけど、昼間だったら断崖がはっきり見えて逆に怖いかも(^^; 人家が見えた時にはなんだかホッとした。
その後は揖斐川沿いの道を、結構早い流れにのり河口付近まで走り、国道23号へ左折して名古屋まで。なんだかんだと午後9時半、走行距離320kmでした。