昨日の 思い付きツーリング。大半は下道で走行距離約400キロでした。
ゆっくり目の朝、天気も良いしどこかへ行きたいなぁ・・・思い立ったが吉日。
さっそくグーグルマップと睨めっこ。
そうだ 高山へ行こう!
マップを拡大して「飛騨民俗村」という場所が目に飛び込んできたのでマークアップ。距離は約170キロ。土曜日ということもあって、下道だけで行くと4時間弱(@_@) 結構かかるなぁ。ちらっと時計を見ると午前10時半。なぁーんだ、十分明るいうちに付けるじゃん(^^) どうせなら白川村の白川郷へも行ってみたいなぁ。ここもマークアップして、そそくさと出かける準備。ガソリンを満タンにしてグーグルマップのナビに行き先「飛騨民俗村」、高速・有料・フェリー不使用の設定で案内開始。名古屋市内を縦断するのはこの時間だとかなり時間を食いそうなので、ナビの案内は無視して名二環(有料)鳴海ー勝川間を使い時間短縮。
勝川から国道19号線へ出る。いつもながら交通量は多いなぁ。ナビの案内で小牧辺りで左折し、入鹿池の脇など犬山を経由して国道41号線へ。あとは真っすぐ走っていけば高山市に着くのだが、元来へそ曲がりな性分なため、案内を無視して細い田舎道へ。目的地にいち早くつくのが主題ではないので寄り道、回り道は厭わない。いつも新鮮な感じ、ささやかな発見や出会いがあって面白い。岐阜県七宗町で案内を無視し、41号を離れて回り道。交通量の多い41号線とは違い、排気ガスにさらされることなく気持ちが良い。それも束の間でまた41号へ出るのだが・・・。
暫く流れの中で41号を走り下呂の街中を抜けたあたりだろうか、川の反対側を見ると道がある(^^) そろそろトラックの後ろも飽きたので、ナビ案内を無視して橋を渡り川の向こう側へ。川に沿って信号もほとんど無く、車も少ない。荷物を届けに走るクロネコ便や田んぼへ向かう軽トラックと出会ったくらいで気持ちよくクルージング(^^) 後で地図を見たら、さらに山の中を走る道もあったのでそっちへ行けばよかったなぁ・・・。
三度、国道41号線へ出て高山市まであと少し、道の駅飛騨街道なぎさで休憩。飛騨牛のこだわり手刺しの牛串、1本450円。タレか塩コショウか選べるが、躊躇なく塩コショウを選択。柔らかくてジューシーでめちゃくちゃ旨かった(^^)/
午後3時を過ぎたころ飛騨民俗村へ到着。入園料700円、オートバイは駐車無料を払って園内へ。
ゆったりと時が流れている感じ。ヨーロッパ系の外国人観光客が思い思いに写真など撮り、散策を満喫している。全部は回っていないが、鯉がたくさん泳いでいる池の周りを中心に水車小屋や旧〇〇家の建物、一刀彫の実演などを見た。自然との共生「飛騨の里」。昔はみんなそうだったんだよなぁなんて・・・茅葺や藁葺の屋根の下で暮らしたことはないけど、なんだか懐かしく心安らぐ空間で、こんどは色々な実演や体験もしたいなぁと思った。外に出てお土産物屋さんの前へ。長いカレーパンが気になって注文してしまった(^^; 3分待ってくれれば揚げたて出せますよとおばちゃん。待っている間に一服。ツーリングに出るとタバコの量が減る。長さ22cm、揚げたてカレーパンは香ばしくておいしかった。
慌ただしく回ったけど、すごくのんびりとリラックスした時間だった。時計を見たら午後4時を少し回っていた。結構のんびりした感じだったけど中にいたのは小一時間。白川郷は・・・グーグルマップ・ナビによると下道で2ルートあるがどちらも1時間半ちょっとかかる。有料道路を使うと距離約47キロで50分くらいで着く。暗くなってしまってはと、迷わず有料道路を使うことにした。高山清見道路(無料)から東海北陸自動車道へ入り白川郷で降りる。出口手前はトンネルの連続だが、中でも長さ約11キロのトンネルには参った。インナーを付けていないメッシュジャケットでは空気が冷たくて、寒くてしょうがなかった。さらに前に観光バスが走っていて、その排気ガスが比較的クリーンなのだろうが参った(T_T)
白川郷入り口に着いたのが午後5時。どこかオートバイを止められる駐車場がないか、白川郷のメインストリートを観光客を避けながら、ゆっくりゆっくりと進む。メインストリートを過ぎたところに有料駐車場があったので降りていくと午後5時でクローズ。ダメじゃん(T_T) しかたなくまたゆっくりとメインストリートを戻って入口へ。看板をよく見ると入り口を曲がって800mくらい行くと村営の駐車場があった。ここはまだ止められた。オートバイは先払いの200円。車は後払いの・・・いくらだったかな(^^; 係りのおじさんが「どこでも好きなところに止めていいよ。出るときは、その柵の間から出てね」遅い時間だったので止まっているオートバイは1台。しかも私が止めたら帰っていった。そして観光客を乗せたバスも次々に駐車場を出ていき、レンタカーが数台残るのみ。
まずは灰皿があったので一服。橋を渡ってメインストリートへ。先ほどまでいた観光客はほとんどいなくなっていた。太陽が西に傾き、カラスも家路を急ぐ。そんな夕日に映える合掌造りの建物をゆっくりと眺め道を行ったり来たり。人とぶつかることなく見物できるのは良いが、お店もほとんど閉まっていて、乾いたのどを潤したのは自販機の水。街中のコンビニでも売っているどこでも買えるものだが、旨く感じるのは喉が渇いていたせい?空気のせい?それとも単なる気のせい? 開いていたお土産物屋さんで、家の年寄りに椎の実の柚餅子と合掌造りの焼き印が押された瓦せんべいと飛騨の蕎麦を買って駐車場へ。灰皿が置いてあった場所へ行くと、灰皿がない(@_@) 夜間は撤去するようだ。後の始末をちゃんとするならそこで吸ってていいよっておじさん。もちろん携帯灰皿出して一服。止めたときに出方は指示されているので、ポツンと置いてある私のオートバイのことは誰も気にかけない。係りのおじさんたちの気がかりは駐車場に1台残っているレンタカーの持ち主がいつ戻ってくるかのようだ。すでに駐車場入り口ゲートは閉ざされて入ることはできない。注目は誰か橋を渡ってこないか、レンタカーの借主ではないかの一点で、橋を渡って現れるポイントを注視している。人影が見えると「あの人達かなぁ・・・違うなぁ」の繰り返し。この一台が駐車場を出れば家に帰れるのに、おいしいご飯が待っているのに、愛する家族が・・・。
結局、一服して、出発準備、ナビの行き先を自宅にセット。もちろん下道オンリー(^^) 私が動き出しても、まだまだ注目し続けるおじさんたちでした。いったいいつ帰ることができたのだろうか?その結末も見てみたい気がする。
さて日が暮れると、まだまだ山間部は寒い。インナーを持ってこなかったメッシュジャケットでは震えてしまう。どうにも我慢できなくなって道の駅・大日岳で停車。レインウェアの上を塩ビ管ケースから取り出して着こんだ。これで寒くない。快調に山道を走ってくるが、どこかでガソリンを入れなければ。グーグルマップのナビはとても優秀で(^^) 混んでいない、しかも畦道、細い峠道、暗い裏道を選んで案内してくれる。ちょっと心細くなって早めに国道へ出ないとガス欠にって思った。携行缶で1リットルは積んであるから大丈夫だけど・・・。不安になりだしたころ以心伝心?ナビの案内で国道41号へ。さらに少し走ったら「出光」の看板が光り輝いている。もちろんこれを逃すほど愚かではないのでフルタンクに。するとへそ曲がりが頭をもたげてくる。このまま国道41号線を走って行っても、名古屋市内の縦断は嫌なので、案内を無視して春日井方面へ曲がってしまう。再三41号へリルートの案内を言ってくるが、すべて無視。ガソリンがたっぷり入っているって、こんなにも強気になれるのか(^^)
あっちにまがり、こっちにまがりしているうちに春日井辺りの国道19号線へ出た。
家を出てくる前に昨晩の炊き込みご飯をオニギリニして8個ほど置いてきてある。家の年寄りが食べても2個くらいは残っているだろうから、帰ったらそれを食べよう・・・いや待てよ、もし残っていなかったら晩御飯つくるの嫌だから、軽く麺でも胃袋に収めて帰るかということで、午後9時半過ぎ、勝川駅前のライトニングファイヤーへ立ち寄り。いつもなら台湾混ぜそばにするのだが、今日は中華そばな気分だったので大盛りで注文。帰ってもしおにぎりが残っていても対応できる腹具合にした。店主に「高山まで行って食べずに、戻ってきてここで中華そば(^^)」って笑われたけど、美味しいから満足。
そして無事に帰宅。おにぎりは・・・年寄り二人では食べきれないと、帰ってから食べるとは言っていかなかったのだが、残っていなかった(T_T) どうやら弟が来て、残っていたオニギリを持って帰ったそうだ。タイミングが良いというか悪いというか・・・(^^;
さぁて、次はどこへぶらっと出かけようかなぁ。行きたいなぁと思ったら、即動く。オートバイの免許を取って、自分のオートバイを手に入れた少年時代と何も変わっていない。どこかに行って何かをするのが楽しみではなく、そこへ行って、また帰ってくるまで、走ったり休憩したりするのが好きなんだろうなぁ・・・(^^; あっ、宴会も好きですが、無くてもOKです。温泉じゃなくてもシャワーがあればOKです。大勢のマスツーリングは苦手です。だって思い付き行動、協調性なし、我が道を行くタイプです。でも人恋しいです(^^)