一昨年、250TRに元からついていた5W/21Wダブル球のテールランプユニットを外し、そのマウントステー?をぶった切って、無理やり(^^; とっても安い中華製のウィンカーと一体型のLEDテールランプを付けていた。ナンバー灯も其れに付いているのだがとっても暗くて機能していないので、別にLEDで作って取り付けていたが、そのナンバー灯が劣化で点滅しだした。

テールランプユニット自体を元に戻そうと思い、ぶった切ってしまったマウントステーは予備でもう一つ持っていたのを引っ張り出してきた。もちろん取り外していた独立したウィンカーも再登場。問題はLEDではなくアナログ球ってことだ。
市販されているダブル球用のLEDを購入して電球と入れ替えればいいのだが、それではつまらないので作ることにした。

LED化にあたって手持ちであったLEDと抵抗で実験。いけそうなのでLEDと定電流ダイオード(CRD)、整流ダイオード、使わないかもしれない抵抗などをオーダー。

今回基板は使わずにプラ板を使って、裏側で空中配線することにした。
まずプラ板をテールランプケースの中に納まるサイズに切る。

LEDの頭を出す穴をあける。直径8mmの赤色LED(Max 50mA)を8個。切ったプラ板の残りにナンバー灯用に白色LED(10mACRDで電流制限をする)を2個。
プラ板の穴に裏側からLEDを差し込んで樹脂ボンドで固定。
LEDのカソード端子同士をつなぐ。
それぞれのアノード端子に、テールランプ用に逆流防止のために整流ダイオード、10mACRDを繋ぎ、整流ダイオードのアノード側を一つにまとめてテールランプ用のリード線を出す。ナンバー灯用も同様にしてテール用のリード線でまとめる。

同じように整流ダイオードと15mACRDを2個並列にしたものを繋ぎ、LEDのアノード端子へ。整流ダイオードのアノード側を一つにまとめてストップランプ用のリード線を出す。ショート防止のために熱収縮チューブや樹脂ボンドを使う。空中配線なので見た目はすこぶる悪いが、ケースに取り付けてしまえば見えないのでOKとする。ナンバー灯のプラ板はテール用プラ板の裏側にナンバーを照らす向きに樹脂ボンドで固定。

LEDユニットを取り外しができるようにしたかったのとテールランプケースやハウジングの加工はしたくなかったので、ダブル球用のソケットはそのまま使うことにした。
ダブル球のガラスを割りフィラメント部分を取り去り、フィラメントの根元部分にテール用、ストップ用のリード線を半田付け。ソケットへ差し込んで捻りやすいように、ショート防止も併せて樹脂ボンドを盛りつけた。

消費電力は計算上、通常時 1.44W、ブレーキング時 4.89W

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後日、残っていたLED(赤色8mm7個、10mAに制限された白色5mm6個、白色8mm2個)とCRD、整流ダイオードで予備にもう一つ作った。
今度は基板を使ってみた。そしてLEDの配列なども変えてみた。そのままでは味気ないので、基板表面を赤の油性マジックで塗ってみた(^^)

消費電力は通常時 2.16W、ブレーキング時 5.18W

最初に作ったものがトラブルを起こさない限り、この予備の出番はないと思う