ヘッド部分は硬質プラスチック製（？）の水が循環するポンプ室で、ボディ部分は金属製でモーターが格納されている。漏れた水が下のモーター部分にも入り込んでいる。ヘッド部分を留めている６本のネジを外し、モーター部分と分離。ヘッド部分は上下２分割になっており、間にゴムのＯリングがはめ込まれ水が漏れないようになっている。年月はたっているが、Ｏリングは見た目上異常は無いが、大事をとって、自動車のエンジンなどで使う液体パッキンを塗布した。モーターのコアにはエレクトリッククリーナーを吹きかけて水やゴミを取り除き組み付けた。

　ポンプを元に戻し、接続を確かめてから水道の元栓を開け、ブレーカーを入れて暫く見ていると、やはりどこからか水が漏れてくる。
う〜ん、原因がわからない（；；）　原因追求をその日は、そこで止めて翌日に行うことにした。

　翌日、ポンプのヘッダーの奥の部分からほそ〜く噴水のように水が噴出しているところを見つけた。実は、昨日分解したときに少し気になったところがあったのだ。ポンプ室（蓋の内側）部分に細い線のようなものがあった。成型したときの型跡かなぁと思っても見たが、どうやらヘアークラックみたいだ。
給湯器の性格上こき使われている部分だし、１０数年もたてば経年劣化はあちこちに見受けられるので仕方ないことかもしれない。

　２年前に車のラジエターホースの付け根が壊れたときに使ったエポキシ系の粘土みたいな補修剤をふと思い出した。それでコーティング（？）すればひょっとしたら大丈夫かも・・・。手持ちでほんの少し残っていたので試しに漏れていると思われる部分の外側に貼り付けてみた。取り付けた当初は噴水のように噴出すことは無く、夜も遅くなったので作業を止めることにした。

　翌日見ると、貼り付けた補修剤の隙間を縫ってきたのだろう、端のほうから水が噴出している。ホームセンターが開くのを待ってその補修剤を買ってきた。元栓を締め、タンク内の水を抜き、ポンプを取り外す。この２日間で何度も繰り返した作業を行う。ポンプ室内の細い線があった部分（肉眼で見てもあまりよくわからない）に補修剤を貼り付け、外側もさらに広い範囲で貼り付けた。

　これでどうだとばかりに、元栓を開け、ブレーカーを入れ、ポンプに水が回りだすと・・・、ヘッドとモーターを固定しているネジ穴のところから、ジワーッとみずがにじんでくる。やはり完全に水漏れを留めることはできなかった。

　それから丸１日以上経つが、動いているし水漏れの警報もならないが、まぁ、また警報が鳴ったら、分解してやればいいか・・・（；；）