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パワーアンプ

20060613.jpg 知り合いからTOAのP−75Dというデュアルパワーアンプを貰った。その人が昔ディスコをやっているときに使っていたものらしい。ステレオ使用時は100W+100W(4Ω)でモノラルで使用すると200Wの出力のもの。ただch2の出力音がかなり小さいということだった。実際にキャノンコネクタで接続したときはch2は異常だった。

 家へ持って帰ってきて、ダメ元でホーン入力に接続して試したところ、ch2のほうはボリュームをゼロにしてもかすかに音が漏れ、ボリュームをあげると少しノイズが出たが、ch1、ch2共に音は出た。そこで少しおかしいch2の入力用の基板を確認することにした。
 18本のビスで留まっているアッパーパネルを取り外し、リアパネルに固定してあるch2の入力用基板を取り外すためにネジを外す。そしてホーンジャックのナットを外し、キャノンコネクタを外すのだが、ブリッジ用のコネクタは簡単に分割して外れたが、入力用のコネクタが外れない。仕方ないので基板上にコネクタが止まっている狭い隙間に半田ごてを入れてハンダを取り除きコネクタを引き抜いて基板を取り外した。基板を確認するが、焼けたり変色したりという部分は無かった。ハンダ面も不良なところは無い。その他の配線を辿っていると、ボリューム用の基板に繋がっている何本かのケーブルのうち1本が、ローワーパネルとフロントパネルの合わせ目に挟み込まれていた。取り出してみると挟まっていた部分はぺちゃんこに潰れていた。被覆が破れてはいないが断線しているといけないので、テスターを当てて導通を確認。不良は無かったものの、ちょっと気になるハンダ付け部分をやり直しリアパネルに基板を固定。もちろんさきほど取り外したキャノンコネクタも各ピンの導通などをテスターで確認し、ピンを基板に通しハンダ付け。

 アッパーパネルをつける前に、スピーカと入力にMDプレーヤーを接続し電源投入。MDを再生する。ボリュームゼロ時の音漏れは無し。ch1のボリュームをあげると、当然音が出る。続いてch2のボリュームを徐々に上げると、ノイズが乗ることも無くちゃんと音が出る。家にはキャノンコネクタで繋げる機材が無いのでキャノンコネクタの方は確認できないが、ホーンコネクタ接続では問題なく動作するようになった。

 考えられる原因としてはキャノンコネクタの基板での接触不良と、判らないが、挟み込まれてペちゃんこに潰れていたコード部分でのリークかなにかあったのかもしれない。コネクタ自身も問題は無かったので、多分キャノン接続でも音は出ると思う。

2006.06.13 Tuesday 15:40   |   おぼえがき > その他

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