<< スピーカのエッジ補修   |   home   |   ジャンク・オーディオの復活 >>

PC用CD-ROMドライブをオーディオ用CDプレーヤーへ

cd.bmp 古いSCSI接続用の外付けCD−R/RW(リコーMP6211S)のケースに、IDE接続用のCD−ROMドライブ(クリエイティブINFRA52X)を組み込んでオーディオ用のCDプレーヤーに改造した。改造したといっても光デジタル出力用にトスリンクを接続したことぐらいだ。

 以前はSCSI外付けで使用していたCD−R/RWだったが、随分前にPCの5インチベイに内蔵し、ケース(電源部分含む)が埃まみれになっていた。このケースにはCDドライブのアナログ出力をRCA出力に変換する基板も付いてるし、ドライブを内蔵してCDプレーヤーに出来ればと思った。ということで使っていなかった古いCD−ROMドライブをガサゴソと引っ張り出してきて入れてみた。そのドライブは20年くらい前に買ったPCに搭載されていた4連装CDドライブで、今ではドライバがなく1枚目しか認識されないので使っていなかったものだ。RCA出力用基板につなぐケーブルは、SCSIドライブのコネクタとATAPIのコネクタでは形状が違ったのでコネクタを取り外してピンに直接ケーブルを挿して繋いだ。組み込んでRCAケーブルでアンプに繋ぎCDを入れるが、音は出てこない。当たり前だよね、だってCDドライブからCDを取り出すイジェクトボタンしか付いてないんだから、いくらCDを入れても自動的に再生なんぞしてくれない。
 実はここで挫折して暫く放ってあったのだが、先日ふと、ドライブ前面にたくさんボタンの付いたやつをPCに搭載したのを思い出した。今では子供が使っているPCに使っていた。それがクリエイティブINFRA52Xというドライブだった。[TURBO] [前・一時停止] [再生・次] [停止・取り出し]という4つのコントロールボタンが付いている。試しにドライブのジャックにヘッドフォンを繋ぎ、CDを入れて再生ボタンを押すと・・・聞こえてくる。PCとは独立してCDコントロールできることがわかった。子供の了解を取り、このドライブと4連装のドライブを交換し、リコーのケースに収めた。そしてRCA変換基板に繋ぐためのケーブルも基板からソケットごと外して、コネクタ付きケーブルを途中で切断したものを基板に直接ハンダ付けした。電源基板を見ていたら、LED用のピンが出ていたので、ケースのフロントパネルに穴を開けてLEDを取り付けて電源のON・OFFがわかるようにした。組み上げてアンプに接続しCDを入れて再生ボタンを押すと、さすが48倍速(TURBO時52倍速)すぐに音が出てきた。再生以外のボタンも当然動作し満足。電源冷却用のファンをつけたりもしたのだが、ファンの音が大きくて外してしまった。

 インターネットで捜してみると、PC用のCDドライブをオーディオ用のプレーヤーとして利用するためにLCD表示も出来るコントロール基板を作ってしまった人がいるのに驚いた。

 CDーROMドライブにはアナログ出力だけでなくデジタル出力もあるので、光デジタル出力を付けたいと思いネットで捜してみると、やっている人がいるんですねぇ。すごく複雑なのかと思っていたら、光送信モジュール(TX178A東芝のトスリンクというらしい)に0.1µFコンデンサをひとつつけるだけという簡単なものだった。家のどこかにこのトスリンクが使われたものがないかと捜してみると、WOWOWのアナログデコーダがあった。すでにデジタルに切り替えていたので、このアナログデコーダはお払い箱となっていた。早速分解して基板から光送信モジュールを取り外した。基板にはチップ抵抗とチップコンデンサもついていたがモジュールだけ取り外した。型番はTX174と言うもので、TX178Aの3端子に対してTX174は4端子だった。そこでネットを探し回り、4端子での接続方法を見つけた。部品としては1KΩの抵抗が増えるだけ。手持ちで0.1µFのコンデンサはあったが、1KΩは無く、1.2KΩで代用した。CDを再生すると光送信モジュールの中心が赤く光る。

 実は、光デジタル入力を備えた機材はポータブルMDしかなく、接続プラグはミニピン仕様なので、普通(?)の角形プラグの光接続ケーブルしかない我が家では光出力が正常に行われているのか、まだ未確認(xx)

2006.06.26 Monday 09:37   |   おぼえがき > その他

コメント ※ご投稿いただいたコメントは承認後に掲載されますのでご了承ください。

コメント記入フォーム

トラックバック ※トラックバックは承認後に掲載されますのでご了承ください。