<< クルーザーのオーディオ   |   home   |   洗濯機が壊れ・・・ >>

貰い物のRAIDユニットとPC

pc.bmp 昨年末に知り合いの会社で廃棄処分になったRAIDハードディスクとペンティアム4/1.6GHzのPC(14インチ液晶モニタ付)を譲り受けてきた(^^)。

 まずRAIDディスクシステムは、MEDEA製のものでハードディスク5台をコントロールするユニットが2連結されたもので、ディスク容量は合計で約1テラバイト。それを2セットGETしたのだが、1ユニットはハードディスク5本だけ搭載されている。
 映像編集作業にこのRAIDディスクシステムを使っていたのだが、システムエラーが頻繁に起こり装填されているハードディスクをまともに認識しなくなったそうだ。メーカーに修理に出したりもしたが結局改善されずにお払い箱の運命となった。持ち帰ってきて、エラーがおこるハードディスクやSCSIコントロールユニットを入れ替えたりしてチェックしたがやはりコントロールユニット自体がトラブル(?)を起こしているようでRAIDシステムとしては使い物にならない。
 ハードディスク自体をチェックして見ようとユニットから取り外し、スライド金具やコネクタ部分を取り外すと、なんとSCSIドライブだとばかり思っていたハードディスクがIDEドライブということがわかった。IBMのDeskStarで容量はアンフォーマットじで120GBのもの。これがぜんぶで15本ある。RAIDユニットとしての使用は半ばあきらめたが、ハードディスクのこの容量は魅力がある。

 元々はCD−RWが入っていたUSB接続のユニットがあったので、CD−RWの代わりにこのハードディスクを取り付け、稼動しているPCに接続。無事にハードディスクとして認識されたので領域を確保しフォーマット。115GBの空きディスクとなった。他のディスクに入れ替えチェックした結果。ハードディスクとして全く認識されないものが1台、認識したりしなかったりと不安定なものが4台ほどあった。

 現在、家で稼動しているデスクトップPCは3台だが、どれもハードディスク容量はプアなので、それらのPCのディスクを入れ替えることにした。メインで使っている一番古いデュアル・ペンティアム3(533MHz)のPC(440BX)だけがマザーボードBIOSで認識されずあきらめたが、ペンティアム3(800MHz)の子供使用のPC(815E)にデータディスクとして2台、そしてペンティアム4(2.6GHz)の超コンパクト筐体のPCはすでに筐体の外にIDEケーブルを取り出し筐体上に200GBを置いてあったが、そこのスレーブでこのディスクを積み重ねた。

 RAIDシステムと共にやってきたPCだが、数年前にSHOPメイドのものを購入し、Windows2000をインストールして業務で毎日十数時間稼動させていたもので、PC本体から大きな唸り音が出るようになり、OSも頻繁にエラーを起こし、LAN接続も出来なくなり、挙句の果てに電源も切れない状態になってしまったそうだ。代替の新しいPCがきたのでこれも廃棄処分となった。ただハードディスク内に大事な業務データがあるのでハードディスクだけを取り外して、他のPCのあいているIDEにつないでデータを吸い出した。そのハードディスクは置いてきたが、PC本体と14インチ液晶モニタを持ち帰ってきた。

 スペックとしてはマザーボードがMSI製のMS−6524、CPUはペンティアム4/1.6GHz、メモリはPC133・128MBが2枚で256MB、オンボードでグラフィックとサウンド、LANを搭載している。ビジネス用のコンパクトな筐体のため電源は小さめの160Wのもの。Just Link対応の24倍速で書き込めるCD−RWドライブとフロッピードライブが搭載されている。

 とりあえず手持ちで使っていなかった20GBのハードディスクを取り付け、他のPCから1枚256MBメモリをはずして128MBと交換し384MBにした。そしてMSIのホームページからこのボード用の最新BIOSをダウンロードし適用して、WindowsXPをインストール。電源ユニットのファンが不規則に回り時々異音がするが各設定を済ませシャットダウン。

 翌朝、電源ボタンをおして電源を入れるが、すぐに電源が落ちてしまい起動できない。筐体をあけ各部をチェックすると、マザーボード上に多数ある電解コンデンサのうち数本が劣化して(?)少し膨らんでいる。何度も何度も電源ボタンを押したり、ACケーブルを抜き差ししているうちに電源が入りOSが起動した。DISKチェックをかけた後、筐体を組み戻すためにシャットダウン。

 再度、電源ボタンを押すと機嫌よく立ち上がった。暫く稼動した状態で置いておきシャットダウン。筐体を触るとかなり熱くなっている。発熱量が半端ではないようだ。この状態で電源ボタンを押すと軽やかに起動するが、翌朝、冷え切った状態では起動できなかった。ダメ元でヘアドライヤーを持ってきて、電源ユニットのファン部分から温風を送り暖めた後に電源ボタンを押すと、不思議なことに起動した。

 かなり熱を持った電源ユニットを取り外し分解すると、中は埃がたっぷりとたまりすすけた状態になっていた。そして出力に近い部分の大き目の電解コンデンサがぱんぱんに膨らんでいる(xx)。手持ちでペンティアム4のマザーボードで使える電源ユニットが無かったので、以前ペンティアム3のマザーボードで使用していたタワー型の筐体から電源ユニット(300W)を取り外し、先ほど分解した電源ユニットからペンティアム4ボードで使用されている4ピン(12V/12V/GND/GND)のスクエア配列のコネクタ&ケーブルを切り取り、それをもう一方の電源ユニットのインライン配列の黄色(12V)と黒(GND)にパラレル接続した。

 筐体内にこの電源ユニットは入れられないので外付け(^^)でリアパネルの空いた穴からケーブルを通し、マザーボード、ハードディスク、フロッピードライブ、CD−RWドライブに繋いだ。電源ボタンを押すと何事も無かったように起動。冷えている状態でも、シャットダウン直後でも無事に起動する。ヤレヤレ。

 当初は手持ちの20GBハードディスクにシステムを入れたが、例の115GBハードディスクをシステムドライブにすることにした。
コンパクトな筐体のため追加でディスクを入れるスペースが無いのでハードディスクを付け直してWindowsXPをインストール。そしてフロッピードライブはあまり使わないのでユニットを取り外し、そこに115GBハードディスクを入れ、CD−RWも取り外しUSB接続ケースに収め外付けとし、空いたスペースに115GBハードディスクをもう一台入れた。さらにPCIスロットにボードは挿さない(今のところ挿す予定が無い)ので、そこにもう一台115GBハードディスクを置くことにした。ハードディスクが直接マザーボード上の部品などに触らないように、マザーボードを筐体に固定しているビスをスペーサーに取り替えて嵩上げしダンボールを間に挟むようにしてハードディスクを天地さかさまで載せてダンボールとハードディスクを絶縁テープで固定した。配線は結構無理やり繋いだ感じ。これでプライマリ、セカンダリと2つあるIDEそれぞれにマスター、スレーブとあわせてハードディスク4台(合計460GB)の大容量を内蔵することになった。このハードディスク自体かなり発熱するので、強制的に筐体内の熱い空気を排出するためにFANを筐体のフロントに取り付けた。そのまま正立した状態ではつけられないので斜めに少し寝かせた状態でワイヤーで固定し、筐体のフロント部分にあるUSBやサウンドのコネクタ用のパネル設置スペースが空いているのでそこから排気できるようにした。電源ユニットもむき出しで外付けとなり筐体内のスペースやリアパネルに開口部ができた事とあわせて、PCを稼動させていても筐体が熱くなるということは無くなった。

2007.01.15 Monday 21:28   |   おぼえがき > その他

コメント ※ご投稿いただいたコメントは承認後に掲載されますのでご了承ください。

コメント記入フォーム

トラックバック ※トラックバックは承認後に掲載されますのでご了承ください。