昨日届いた中古サンルーフの取付を行った。まず天井内張りを外すためにルームライト部分を取り、モーターの結線コネクタを外す。そしてサンバイザーを取り外すのだが、サンバイザーにはバニティミラー用の照明が付いているので、その電源ラインが繋がっている。フロントサイドのピラーカバーをめくると配線が通っているので照明に繋がっているラインをショートさせないように切り、ギボシ端子で処理をしておく。実は助手席側はギボシ端子での接続になっていたが、運転席側はなっていなかったので上記処理をした。
ドア上部にあるハンドル(アシストグリップ)のカバーをめくり10mmのボルトを抜いて取り外す。(写真は後部座席のアシストグリップ部分) その他の樹脂製部品も取り外す。
サンルーフモールも取り外す。以前の所有者が取り外しをしたようで、サンルーフモールは途中で折れて2分割された状態だったので、非常に楽に外すことができた(^^;
リアゲートの前にあるカーゴルームの照明を外し、その両サイドにある目隠しの丸いカバーに隠れている2本のボルトを抜き、さらにクリップを外して樹脂製カバーを取り外す。リアゲート脇からカーゴルームガラスの上に回りこんでいる樹脂性カバーもクリップを外して取り外す。もちろん各ドア上の樹脂カバーやピラーカバーもクリップを外しておく。
いよいよ天張り外し。天張りを前方へ押しやりルームミラーを縦方向にまげて天張りの穴を通す。そして天張りの両サイドはピラーカバーなどに乗った状態になっているので、天張りを少し曲げながらピラーカバーなどから降ろす。後はリアゲートから外れた天張りを車外に出す。
ここまでは一人で作業したが、サンルーフユニットを外すのは息子に手伝ってもらった。
まず、サンルーフガラスを両サイド6本のT25トルクスボルトを抜いて取り外す。取り外さなくても良いのかもしれないが、少しでも軽い方が楽なので取り外した。そして、ユニット4隅に嵌め込まれている水抜きパイプを引き抜く。ユニットを固定しているモーター部分3本と両サイド6本の合計9本の10mm6角ボルトを緩める。このボルトは脱落防止のプラスチック板がついているので抜ききらなくても、ルーフフレームのナットから外すだけでOK。一人がユニットを支えて、もう一人がボルトを緩め、外れたらリアゲートから外へ運び出す。この時モーター横についている、小さいトルクスのビスで固定されているコントロールユニット(?)を取り、付け替える方の同じ所に取り付けた。付け替えるユニットを再度チェックし、取り外しの逆手順でボルトを留め、水抜きパイプを差込みユニットを取り付けた。その後サンルーフガラスを取り付け、モーターにコネクタを繋ぎ、エンジンキーをアクセサリー位置にしてサンルーフスイッチで開閉を確かめる。チルトアップ、OK。スライディングもOK。ガラス両サイド6本のボルトを軽く留めて、開け閉めしながらルーフとガラスの高さを微調整し、良いところでボルトを締めこんだ。そして外した天張りを車内に収め、アシストグリップやサンバイザー、そしてルームミラー、サンルーフモールを取り付けて終了。
実は、取り外しから取付まででふたつ破損させてしまった。一つは取り外しのとき、リアゲート脇の樹脂製カバーのスピーカーカバーが付くあたりの片側を勢いあまって割ってしまった。(xx)手伝いを呼びに家に入ったときに割れた断面に瞬間接着剤を塗り貼りあわせて、裏側をホットボンドで補強した。どうせスピーカーカバーが付くところなので、割れ跡が見えるのはほんの一部分だけだ。そして、ちょっとシリアスな破損は、運転席のアシストグリップの前側をボルトで止めていたら『バキッ』と受け側で壊れる音。むなしくボルトは空まわりするだけで緩みも締まりもしない状態になってしまった。(xx)後ろ側は正常に締めこめたので、グリップを持って引っ張っても大丈夫だが、また天張りを外すときは・・・苦労しそうだ。2度と外さないと決めてしまえば良いのだが、いつ何時外すことになるかわからないので気分は暗いなぁ。
午前9時過ぎに始めた作業。あーだ、こーだと外し方を考えながらやっていたら、天張りを車外に取り出すまでに1時間半ほどかかってしまった。そしてサンルーフユニットを取り出し、コントロールユニットやボルトを移植してユニットを組み込み、動作確認&微調整、天張り&内張りを戻して作業終了。時計を見ると午後2時になっていた。おかげで交換したサンルーフは異音も無く静かに開閉できるようになった。目隠しボードも前よりも綺麗になったし・・・。ホッ
これは取り外したサンルーフのレールに嵌め込まれているチルトアップさせたり、スライディングさせたりするときに稼動する部分だが、沢山あった細かな破片などはすでに取り除いてあるが樹脂製パーツがボロボロ、バキバキに破損しているのが判る。ボロボロ写真の右側の白い部分は、割れて2分割されてしまったスライディング部分を粘土状エポキシボンドでつけてみた跡です。その後、外したユニットを家に持ち込み、モーターやガラスなどの使える部品と、フレーム、レースの金属部分と砕けた樹脂部分に分解した。さて、このゴミとなったものをどう処分しようか。解体屋さんがこれだけを引き取ってくれるかなぁ・・・。
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